2010年8月19日

閃光

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 12:17 PM

これまでも三億円事件を扱った映画やTVドラマは数多くある。古くは沢田研二主演のTV「悪魔のようなあいつ」、最近では宮崎あおい主演の「初恋」など。どちらかというとドラマな作品が多かった。映画「ロストクライム閃光」は“三億円強奪事件”究極のタブーに挑む、衝撃の問題作!原作の永瀬隼介はノンフィクションのライター出身ということからも、この作品での事件の真相というものが垣間見れる。監督は伊藤俊也。あのタランティーノがリスペクトする「女囚さそり」の監督だ。そのほかにも「誘拐報道」「プライド・運命の瞬間」など社会派作品もおおく手がけている名匠。そして作品の要となる部分”さつかん”にかんしては監修として元警視庁刑事の飯田裕久が担当、公開初日前日の7月2日に脳出血で死去され、はからずもこの作品が遺作となってしまった。
社会とは法の下に秩序がたもたれている。ということがあたりまえすぎて生きている。人のものをとったら罪になる。でもそれは法の下に生きているからで、それを守る組織が正しく機能しないといけない。「順法精神」と言う言葉を久々に思い出した。

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