2010年6月16日

意地っ張り劇場

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 8:42 AM

というコーナーをRABラジオ「土曜ワラッター」でやっている。これがまた大変なのだ。なにせ音楽も紹介しなければいかんのでその準備が大変だ。もうすでに「網走番外地」「恨み節」「パイノパイノ日本」まで出しちゃったので、この頃は変化球。今回はグラムロックの名曲Tレックスの「20th センチェリー・ボーイ」を、いつもなら話した後に曲をかけるのだけれど今回は最初にかける。いまや誰でも知っているイントロ。でも、けして「二十世紀少年」のテーマソングではない。そういえば先週ディレクターのミナちゃんに音源頼むとき「まさか谷田さんが「二十世紀少年」じゃないですよね」って言われるくらい、いまや「20th センチェリー・ボーイ」はこの映画の歌だと思っている人が日本国民に多いのであれば、ちょいとまずいのではといった思いでこの歌を選んだわけで・・。映画「二十世紀少年」だけでなくテレビCMのBGMにも数多く使われ(シーブリーズ、TOYOTA、VAIO・・etc)テレビ番組にもいろいろ使われている。
1973年に日本の東芝EMIのスタジオで録音されたというこの名曲。なぜこれほどまでに今日本のメディアに使われたかというと、僕は1998年公開の「ベルベット・ゴールドマイン」が発端だと思っている。Tレックスの完コピなバンドが演奏する20th センチュリーボーイは映画好きないろいろなジャンルのクリエーターにとても影響を与え、今的に言うとインスパイアーされたと思うのだ。
この後公開された「リトル・ダンサー」の予告編も同じヘラルド配給だったせいか、あまり劇中では大きく扱われなかった20th センチェリー・ボーイが集中的に映画のテーマソングの如くなあつかいで流れていた(英米の予告はなんとロッキーのテーマなのに)。

ccopyright©2001Cinema dict シネマディクト