2010年4月17日

ハート・ロッカー

Filed under: ノザック コラム — Cinamedict @ 9:48 AM

今年のアカデミー賞は「アバター」のキャメロン監督と「ハート・ロッカー」のビグロー監督が、元夫婦だったということでも話題になった。この二人、映画の作風も正反対でおもしろい。ジェームス・キャメロンは、愛がテーマで、映像技術の最先端を駆使して誰も作ったことのない作品を作る。「ターミネーター」でCGを、「タイタニック」ではデジタルを、そして「アバター」では3Dを誰よりも使いこなして映画を進化させる監督だ。キャサリン・ビグローは「ハート・ブルー」「K-19」「ハート・ロッカー」すべての作品が「クール」だ。熱く生きる男たちをテーマに、その時代の緊張感を、まるでドキュメンタリーのように、見ている者のハートをぐっと引き込む。180cmの長身で金髪モデルのような容姿の女性がこんな映画を作るなんて驚かされる。外国には、とんでもない女性がいるものだと思ってしまう。しかも、この二人が元夫婦だったなんて、世界は凄い。
「ハート・ロッカー」
本年度アカデミー賞
作品賞、監督賞など主要6部門受賞!
イラク、バグダッドを舞台に、最前線に送り込まれた爆発物処理班の隊員たちの心境をリアルに描いた戦争ドラマ。
5月1日よりシネマディクトにて上映

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