「フイルム」
これは「夢の塊」の中身。フイルムです。
業界用語では「プリント」と呼ばれる劇場用のフイルムは35mm、16mm、80mmがありますが。一般的なのは、この35mmです。この幅35mmの 中にいろいろな情報が組み込まれていますが、光を当てて映像を映し出す部分と、音を出す部分に大別されます。
まず映像の部分ですが、この一コマが24個で一秒の映像になります。白黒がカラーになったことぐらいでこれはもう何十年もかわりません。愕然と変わった のは音を出す部分で、最初は音が出るだけですごかったのにそれがステレオに進化して、その後ドルビー社がドルビーサ ウンドを開発、そこからSR(スペクトラル・レコーディング)と進化してその後、現在のデジタル・サウンドと進化していきました。
しかし現在のところデジタル・サウン ドと呼ばれる映画の音源はドルビー社のSR-DとDTS社のDtsとソニーが開発したSDDSの3種類があります。凄いのは、各社ともこの35mmの限ら れたスペースにみごとに音を貼り付けていることです。ライン(音の入ってる場所)は図にある通りですが、よくもまあこんなとこにあの大音響が張り付いてる もんだと感心します。ここにはもっと普通のひとが知らない秘密があります。続く。
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