さよならマイケル
マイケル・ジャクソンのファンです。ジャクソン5の時代からずーっと。そして、これからも。思い出はいっぱいあるけれど、ソロとして「オフ・ザ・ウォール」を出した頃、赤坂のムゲンにはじめて行った時かかっていた曲がマイケル・ジャクソンの「オフ・ザ・ウォール」だった。ムゲンは上のビブロスとちがってカジュアルな服装で入れてくれた。それまでも祖父や父と東京には行っていたが浅草界隈(じいちゃんバージョン)や銀座界隈(父バージョン)しか知らなかった僕にとって、友達と行く東京はまさにワンダーランド。なんてったって今から30年前の赤坂はとっても暗黒街の大人な雰囲気ただよい、ディスコそのものも初めてだったけれど、のっけからムゲンに入った瞬間、自分の靴下が光るという怪奇現象にビックリ(ブラックライトなんてもちろん知らねーし)黒人だらけのフロアー、バンドも黒人、もちろんお客も半分以上あっちの国の方々。ダンスフロアには嘘みたいにアブドーラ・ザ・ブッチャーが金髪のネーチャンと腰振って踊っている。マイケルの曲がやんで生バンドの登場、そしたらそれまでのDJブースがUFOみたいに浮き上がり飛んでいく・・「とんでもない所に来てしまった」と思いながらスーパードライが出る前のアサヒビールばかりを飲みながら(踊れるわけがない)見るもの・聞くものすべてが別世界の夜。それがマイケル・ジャクソンの思い出。「ウィイラード」が先?だったっけ?「ベン」が先だったっけ?とにかくネズミの映画や「スリラー」はマイ・フェバレット・ムービーの「アニマル・ハウス」の監督ジョン・ランディス、「ビート・イット」 はスコセッシが監督と、・・・なんかこうして書いているうちに悲しくなってきた。本当に死んじゃったんだねMJ