DICT寄席
なんとか無事に昼も夜も終了。特に夜。遠方からのお客様も,たくさんいらしていただき感謝。なんといっても10回記念。R18ということで僕を含めエロ話かと思いきや,そこは白鳥&喬太郎,ちゃんと笑わせる所は笑わせて、しめるところはしめる。なにせ当代一の人気噺家。でも、すげー疲れたそうです。次回は9月に三三。今日の「寝床」を越えて見せてくれ。勝手に個人的に期待。それだけ良かったということだけど。
追記
しょっぱなの喬太郎さん太田裕美の「失恋魔術師」歌い上げにはびっくり。津軽で、この唄はあぶない。”つ”が”ちょ”になったら大変なことになる。なにせ夜席はR18にしたけれど昼はいつものディクト寄席なんだから子供もいるし・・・なんて奈良屋寄席で妄想のしすぎ、本人に聞いたら当然知らなかったことで偶然でした。だって、その後の「寝床」は絶品でしたから。
誤解を招かないように申せば、この奈良屋寄席の企画もディクト寄席が10回目を迎えると言うことで、なにかやろうと、思いついたのがR18。それもただのスケベ話・バレ話を聞きたいと思って考えたわけではないのです。これまで喬太郎さん白鳥さんを始めとするディクト寄席に出演してくださった噺家さんはやっている館主が言うのもなんですが本物の噺家さんばかりです。これについては、いつもいらしてくださるお客様も異存はないと思います。でも一つだけ気になっていたことがあります。それはあまりにも品行方正というか行儀がいい落語ということ。もっと落語は自由でいいのでは、”ガキ一人紛れ込んでいるから”ここじゃ廓話はできねーなー、一つ目小僧もまずいなーなんて考えてしまうみたいなんで、それじゃー子供抜きでモラルの垣根もとっぱらって思いっきりやってもらいましょう。その中には、もちろんお座敷芸でもあったバレ話もあるわけです。映画興行という仕事を通して、いろいろなメディアの仕事を見ていると年々上っ面と内側の社会の格差を非常に感じます。差別とかモラルとかの境目や本質を知るには難しくなってきているのかなーと感じているときにこの事を思いつきました。難しく言うと。
簡単に言うと、スケベな話や放送禁止なボキャブラリー話を思いっきり聞いて、思いっきり笑いたい(誤解しないでくださいねー)ただそれだけです。
でも、こういうのは、たまーにだから良いわけでいつもはしません。次回からは普通にもどります。それで柳家三三さんです。年末の企画も、もう動き出しています。これも実現したいんだけど、まだ内緒。