羅生門
エジソンやルミエール兄弟が映画を誕生させてから百年以上の歳月が経過した今、映画も絵画や文学と同様に名作と呼ばれるものが数多く存在する。その中で日本を代表する映画の名作とは一体どの作品かといえば、まずは黒澤明の作品があげられることには異論はないとおもう。その中でも1950年(昭和25年)に公開された「羅生門」は翌年、世界最古の歴史を持つ映画祭であるヴェネチア国際映画祭でグランプリ金獅子賞を受賞し、世界に黒澤明や日本映画が紹介されるきっかけとなった。その「羅生門」が、日米共同による研究チームによってデジタル復元された。
世界を驚かせた宮川一夫のキャメラ、対立する複数の視点から同じ出来事を全く違う風に回想し、真実がどうだったのか観客を混乱させる、その後ラショウモン・スタイルという言葉さえ生まれたストーリー展開など、まさに日本が誇る世界映画遺産といって良い作品を映画館のスクリーンで是非。
「羅生門 デジタル完全版」
“世界映画遺産”甦る。 映画史上に燦然と輝く日本映画の至宝、『羅生門』がハリウッドの最高技術でデジタル復元! 半世紀以上の時を経て、公開時と同様の美しい『羅生門』が今、鮮やかによみがえる!
監督:黒澤明
脚本:黒澤明、橋本忍 撮影:宮川一夫
出演:三船敏郎、京マチ子、森雅之
こんくらいちがいます
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