ひとりぼっちのあいつ
ザ・ビートルズは、今でもさまざまなものに多大なる影響を与えている。ジョンとポールが出会ってから50年以上がたち、ジョンが死んでからもう30年が過ぎた。それでも彼らの音楽は風化せず、今でも映画やTVに流れている。映画「ノーウェアーボーイ ひとりぼっちのあいつ」はビートルズになる前の少年から青年に成長する時代のジョン・レノンの物語。彼がどのような生い立ちで、どのような音楽を聴いてビートルズになって行ったか。幼少期のジョンがジョンの母親の姉に育てられ、その叔母とジョンの母親との長きに渡る確執の中でジョンが育てられた。家族の愛への渇望。ジョンの苦悩と怒りが、彼にとって救いだった音楽に注がれている。この幼少期がなかったら、ビートルズもなかったろう。そしてポール・マッカートニーとの出会いと友情。レノン・マッカートニーの数々の「愛の歌」は、二人とも歌を歌っていたんじゃない、愛を叫んでいたんだ。
「ノーウェアーボーイ ひとりぼっちのあいつ」2月5日よりシネマディクトで上映
1950年代のリバプールを舞台に、厳格な伯母と奔放な実母との間で葛藤する、ザ・ビートルズに入る前のジョン・レノンの青春を描く伝記ドラマ。
監督: サム・テイラー=ウッド
出演:クリスティン・スコット・トーマス 、アーロン・ジョンソン