フィルム地獄
だーれのせいでも、ありゃしない!みんなオイラガ悪いのさー♪っとくらぁ
4本楽日!(映画が終わる日)3本初日!(映画が始まる日)誰がこんな無茶な番組編成したんだ!私です。自業自得というか大変です。でもここんところちゃんとしないと大変なことになるので気合を入れて映写室にいます。涼しい青森とはいえ映写室は機械の熱でそりゃー凄いことになっている。冷房全開にしても効きもしない!汗だくになる。初日に関しては、プリント(映画のフィルムのことを、この業界ではこう言う)劇場に着た順につなげて、その夜テストするので、1週間かけて準備できるけれど、問題は終わったプリントのバラシ。1本につなげたフィルムをバラシてフィルム缶に小分けしていく作業がある。これは終わったらすぐ送り返さないといけないから、一気に4本全トッカエはキツイというか大変なのだ。映画1本につき巻数としては6巻から7巻でその4本分だから25巻以上も巻き取らなければいけない。巻いても巻いてもフィルムはあるわけで、夕方上映終了した映画から、口もきかず、無言でただひたすらバラシにかかる、次の日でもいいのだけれど、終了したプリントそのままにするのは、なんか映写技師としての沽券にかかわるようでいやなのでガンバル。終わったのもう12時を回っていた。お疲れサマー。もうネブタです。
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幸せって、なんだろう。僕の場合、それは炊き立ての白いご飯。それは風呂上りのキンキンに冷えたビールだったりする。たいした幸せじゃないと思われるかもしれないが、そんなものである。幸せって。「西の魔女が死んだ」は、梨木香歩原作のベストセラーの同名小説の映画化。友達付き合いが苦手で不登校になった少女が、西の魔女と呼ばれるイギリス人のおばあちゃんの所に行って魔女修行をしながら、傷ついた心が癒されていく。魔女修行といっても、ここでは早寝早起き、朝ごはんをちゃんと食べ、掃除、洗濯など自分の身の回りのことは自分でやる。至極当たり前のことだが、普通のことが、なかなか普通にできない現代では、やっぱり普通が幸せなのだ。イチゴを摘んで、それをジャムにしたり、畑で野菜を作るのを手伝ったり。そんなことを魔女修行と称しておばあちゃんと過ごす日々。とても幸せな時間。ヨーロッパのことわざ「普通が黄金」という言葉を思い出した。