2010年11月13日

なんでだろ ソウルパワー

Filed under: 今日のダニー — dict @ 10:47 PM

34年もの間お蔵入りしていたという膨大な記録映像から、世界最強の音楽フェ スティバルのステージと舞台裏を捉えた、ソウルパワーみなぎる迫真のドキュメンタリー。
まだアフリカもアメリカも輝きを失っていない1970年代。1974年にアフリカのザイールの首都キンシャサで行われたアリとジョージ・フォアマンの伝説的試合の前に開催された音楽イベント「ブラック・ウッドストック」を追った記録映画。”ソウルの帝王”ジェームス・ブラウン、”ブルースの神様”B.B.キング、”サルサの女王”セリア・クルースとファニア・オールスターズ、”南アフリカの闘士”ママ・アフリカの名前でも知られている歌を通じてアパルトヘイト反対を訴えていたミリアム・マケバ、”フュージョン界のスーパーグループ”ザ・クルセイダーズ、ザ・スピナーズとか、ビル・ウィザース、ビッグ・ブラック、他…
なんといってもJB!ジェームス・ブラウンである。その存在感。その装い。すごい!まるで罰ゲームみたいなパッツンパッツンのつなぎ様なステージ衣装。なんじゃありゃ!的な格好なのに、いざマイクスタンドの前に立って、”ウキャ!”っと叫んで歌いだすと、スゲーかっこいい。”かっこいい”ってなんだろう。なんでJBはかっこいいんだ?スティービー・ワンダー(衣装も影響受けたのか)もマイケル・ジャクソンもプリンスもみんなジェームス・ブラウンが好きだった。あこがれたんだ。。そう思わせる34年前の「ザイール’74」。場所はザイールの首都キンシャサ。カシアス・クレイからモハメド・アリになったアリとドン・キングも若いし胡散臭い。「ブラック・パワー」「ブラック・イズ・ビューティフル」と叫んでいたあの頃の黒人の、いやアフリカとアメリカが輝いていた頃の記録。
いまではザイールもコンゴになり、アフリカは映画でいえば「ホテル・ルワンダ」「ダーウィンの悪夢」に代表されるように、幸せな映画が見つからない。現実もソマリア、ダルフール、タンザニア・・・。この映画が撮られた頃、この地域で中国が発言権を強く持つなど誰が考えられただろう。そんなことまで考えさせられた。

2 Comments »

  1. “罰ゲームみたいな”衣装って…(笑)可笑しすぎる!でも本っ当にカッコいい!!観てる最中私もマイケル・ジャクソン思い出してました。JBだけでなく全てのパフォーマー、観客が生命そのものと直結するようなパンチあるセクシーさで、“ブラック・パワー”という言葉を可視化させているように感じました。国籍を問わず、こういう“血”の人々なんだなーとしみじみ感じ入りました。こんな凄い映画を上映して下さってありがとうございます。

    Comment by macky — 2010年11月16日 @ 9:18 AM

  2. うれしいなぁー。そんなこと言ってもらうと興行師冥利に尽きます。感謝。東京にいました。もう来年の初夏ぐらいの映画の話です。その中の一本は「ソウルパワー」よりも衝撃の映画が1本あります。「デザート・フラワー」という第一線で活躍しているスーパーモデルの実話です。世界中にはいろいろな映画があります。

    Comment by dict — 2010年11月18日 @ 11:10 PM

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