2010年11月6日

劇場のマナー

Filed under: 今日のダニー — dict @ 11:36 AM

毎週金曜日と土曜日は映画館にとって仕事の内容が、ちょいと違う。それは楽日と初日があるのだ。楽日とは千秋楽のこと。昔の芝居小屋でのかけている演目が終わる日のことだが終わると言うのは縁起が悪いと言うのでこの言葉になった。初日はそのまま映画の始まる日。この二日間は映画館にとっては、ポスターの張替えや、フィルムの架け替え、予告編の編集など、忙しい。とくにフィルムの架け替えで終わった映画は1本につなげたフィルムを6缶ぐらいに分割して送り返す。反対に初日を迎えるフィルムは映画会社の倉庫や前に使っていた劇場か送られてくる。フィルムには上映するそれぞれの劇場の映写機に合わせて数々の仕掛けをする。その信号にフィルムに銀紙を貼る。それが位置、大きさがまちまちなので、上映終わって1本からフィルム缶に分けて入れる”バラシ”のとき、ちゃんとクリーニングするのは常識というか当たり前のマナーなのである。それをしないと上映中に映写機が止まったり、違う映像がいきなり映ったり、休憩になって幕がしまり照明が明るくなったりする。だから必ず初日前にテスト上映しないととんでもないことになる。しかし!それでもトラブルはおこってしまう。とりあえず上映終わって夜中に犯人を捜す。大体は変態的にフィルムのパフ(はじっこ)に米粒大の銀紙がいる。とりあえず僕の場合、夜の映写室で「バガヤロウ!」って叫んでそれをハガス。今日も「小さな命~」でそれはみつかった。でも、それは三週間上映してからのバラシのとき!よくもまあこんなに小さく切ってフィルムにはっつけたものだと思うくらいの憎たらしい銀紙。どこぞのシネコンで貼られたものだろうが、最近またまたそんなクリーニングされていない、どんでもフィルム缶に突っ込んだフィルムが多い。そりゃぁ12スクリーンとかあって、20本以上上映して、毎週金・土のバラシと編集も大変だろうけれど、それは理由にならない。ちゃんとしろぃ!フィルムは預かりものの宝物なんだぞ。

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