2001年11月21日

東京

Filed under: 奈良屋通信 — dict @ 12:00 AM
 
(朝早く出張)

先日無事に東京から帰ってきました.今回の出張は外国映画輸入配給協会、通称「外配協」主催の「トウキョウ・シネマ・ショー2002」に出席するため で、今年は「アメリカのシネコンの現状について」と「デジタルシネマの現状」の二つの講演と来年の公開作品の予告編83本のプレゼンが行われました。
講演の方は、データをもとにアメリカのシネコンの現状はどうなってるのかについての話で、現在スクリーン数にすると3万7・8千あるうち1万2千スクリー ンが倒産、倒産しそうであること。シネコン大手5社(AMC、カーマイク、シネマーク、ローズ、リーガル・シネマズ)のうちAMCを除いて倒産あるいは倒 産しそうであること。その原因としてはまずは他業種による投資での過当競争、映画制作における制作費の高騰と製作本数の減少があげられること。でもハリ ウッドの制作の人たちは「銀行家や投資家が映画制作に携わっていた今までが異常だっただけで、これからは本当の映画を愛するものたちが作る本当の映画が出 来る」と結構楽観的です。まあこれくらいのオポチュニストでないとあんな映画は作れないかとおもいます。

またデジタル・シネマについてもまだまだ35mmのフイルムには到達していないのが現状で、TIのDLPが現在実用機としていくらか常設されてますが、そ れもハイビジョン程度の画像(1080P)でまだまだフイルムの方がその倍以上の画像の解像度が必要らしいです。
このデジタル技術についてはスターウォーズのジョージ・ルーカスがその急先鋒でその対極にあるのが結構仲のいい、スピルバーグで、彼は死ぬまでフイルムに こだわって映画を作っていくと言ってます。ハリウッドではスピルバーグが死ぬまであと20年くらいはデジタルが普及するのは無理なんじゃないかという口の 悪い人もいます。
今回はビクターのD-ILAが世界初公開ということでそのデモも見ましたが素人目にはフイルムと遜色ないように見えますがまだまだ35mmのフイルムにはかなわないようです。

(まだできたばっかり) (第1号)

予 告の方は昨年の120本にくらべると83本とぐっと少なかった!?ですが、これはゲスト招待のMPA(モーション・ピクチャーズ・アソシエーション、欲に 言うメジャー5社)たぶんテロのせいで計画が大幅に変更されているせいだと思いますが、あまり作品を紹介しなかったせいでもありますがそれでもたくさんあ ります。

(皇居の堀端が会場)

ま ずメジャーはこの季節アカデミー賞狙いの作品がどんどこ公開されます。「ハリー・ポッターと賢者の石」「シュレック」「シッピングニュース」「ギャング・ オブ・ニューヨーク」「ロード・オブ・ザ・リング」「バニラ・スカイ」「スパイキッズ」「ムーラン・ルージュ」などなどなどそれとは別にリバイバル上映と いうカタチで「地獄の黙示録 特別完全版」と「ET20周年アニバーサリィー版」の公開などハリウッドは来年もたくさん話題作を私たちに楽しませてくれま す。
そしてアート系と呼ばれるインディペンデント各社も話題作がたくさんありました。フランス映画「アメリ」、インド映画3時間7分の大作「ミモラ」、(覇王 別姫の)チェン・カイコウ監督がハリウッド進出第一弾「キリング・ミー・ソフトリー」ヘザー・グラハム(ブギーナイツ、オースティン・パワーズ)とジョセ フ・ファインズ(恋に落ちたシェイクスピア)の共演でR-18の成人指定のエロティック・サスペンス、ちまたではハリー・ポッターの話題でもちきりですが それはそれですごいですが”サリー”・ポッター監督・脚本・音楽プロデューサーの「耳に残るは君の歌声」もまた激動の時代戦乱に揺れる国々を舞台に別れた 父を探す少女の物語や、懐かしいところ?&変わったところでは「グラン・ブルー」の主役ジャックを演じたジャン・マルク・バール主演・監督「グラン・ブ ルー」でも共演したロザンナ・アークエットが出演してる「SEXーEL」原題がもっと凄くて 「too much fresh」という映画や「ベティ・ブルー」の監督ジャン・ジャック・ベネックスが8年ぶりにとった「青い夢の女」新しい「ロッ キィー・ホラー・ショー」と言われサンダンス映画祭で絶賛された「ヘドウィック・アンド・アングリー・インチ」やフランシス・コッポラのせがれローマン・ コッポラの「CQ」などたくさんたくさんありますですはい。

(東京)

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