それでも恋するバルセロナ
なぜかウディ・アレンの映画のファンには美女が多い。それも知的なセンスの良い女性が。
なぜか?僕が思うに「アニーホール」「マンハッタン」などの時代から、彼の映画は主演のダイアン・キートンの魅力も手伝って自立する女、カッコイイ女の映画といったイメージが、ウディ・アレンの映画にはあった。ウディ・アレン自体は、見た目はさえない“きむずかしや”な感じの小男でイケメンとは、ほど遠い男なので、外見で人気があるわけではなくて、映画の醸し出す雰囲気が美女を映画館へと導くのか、まさしく恋愛の世界は摩訶不思議だ。最近は自ら出演するよりも監督業に専念している作品の方が、ロマンティックで、出ている役者も美男美女。その上ストーリーも情熱的で会話もウイットに富んでいて、歌の文句じゃないけれど「映画みたいな恋をして~♪」みたいな憧れのロマンス&バカンスの夢物語を見せてくれる。よく考えると憧れがウディ・アレンの映画なんだなー。
「それでも恋するバルセロナ」
婚約者もいる真面目なビッキーと、情熱的な恋を求める自由奔放なクリスティーナ。親友同士の2人は、夏のバカンスを過ごすバルセロナで魅力的な画家に出会い、それぞれ彼に惹かれていく。しかし、そこへ画家の美しい元妻が現れ……。
監督・脚本:ウッディ・アレン
出演:スカーレット・ヨハンソン、ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス
<9/12~9/25>
ペネロペ・クルスが第81回アカデミー賞助演女優賞を受賞。
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