2001年4月14日

「フィルムII」

Filed under: 奈良屋通信 — dict @ 12:00 AM

 これは予告編の箱です。
昔はブリキのフイルム缶に入って来ましたが、今はほとんどがこのボール紙の箱に入って来ます。中身はこんな感じでこれで2分半ぐらいでしょ うか。この予告は新しい予告「NEWプリント」ではなくどっか他の劇場で使った後のお古です。
フイルムには映像を映したり、音を出したりする役目のほかに、現在はコンピュータで映写を管理しているためさまざまな信号をフイルムに貼り付けます。信 号といってもフ イルムのみみのはじに5mmほどの銀紙を貼り付けてるだけですが、それがセンサー を通ると2台映写だと切り替わったり、ビスタサイズからシネマスコープにレンズが変わったり、それにあわせてスクリーンのバリマスク(黒い幕)が広がった り、スク リーン・カーテンが閉じたり、照明がついたりするわけです。
わかりやすいのは映画 を見ているとき右はじ上の方にまるい白い穴がときおり映ります。これはポイントといってつぎのフイルムのつなぎめのタイミングをしらせる穴なんです。この 場所に銀紙をはってタイミング良く1号機から2号機に切り替わるようにしています。
でもNEWプリントならいざしらず、どっかで使ったフイルムで適当にばらして銀紙とかは がしてないと大変です。ですから私の劇場では、どんなに遅くなっても必ずお客様に上映する前にコンピュータに通してテストしています。それでも上映事故は 起きます。 この前「ユリョン」の初日の2回目の上映時いきなり途中から始まったのもこのセンサーのいたずらで、しかも逆転の銀紙がなぜか本編の中ほどについていて巻 き戻しの途中で巻き戻しが止まってしまいあのような結果になりました。[2001.04.14]

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