せんべい
子供の頃から「せんべい」といえばこれ
別に「南部せんべい」とは、言わなかった。最近は「草加せんべい」みたいにもち米系のせんべいもあるので、いつのことやら「南部せんべい」というようになったけれど「せんべい」といったらこれ。しかも基本的に「佐藤せんべい」の胡麻煎餅が、いつもかたわらになくてはいけない僕の場合。それが時々大成堂のイカ煎餅やバター煎餅にもなるけれど、お茶請に、酒のつまみに、小腹がすいたとき、何か食いたい時、せんべいがあればいい。汁に入れる習慣はない。思えば佐藤さんのせんべいは子供の頃から”これがせんべいだ”とDNAに書き込まれているが如く食べている。なぜかといえば佐藤さん親戚の佐藤さんがうちで働いていたからなんだけれど、それだけでなく個人的に、ここの胡麻煎餅が一番好きだ。映画好きな佐藤さんが劇場に来て映画見終わったあと、おもむろに「なんで佐藤さんとこのせんべい”めの?”(おいしいの)」って聞いたら、胡麻ちがう、粉ちがう、手間ちがう。混ぜ物入れないから粉と水の・・・・だど。とにかく粉の美味しさがわかるせんべいなんだ。ふぅーん。同じ粉の量で10枚焼けるものもあれば5枚しか焼けないものと、どちらがうまいか誰でもわかる説明を聞く。タイヤキに天然と養殖があるように、せんべいにもあるのね。
「佐藤せんべい」は国道4号線沿い、浪打銀座の交差点過ぎたがっぽ公園手前にあります。
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