2008年11月29日

アキレスと亀

Filed under: ノザック コラム — dict @ 10:20 AM

コメディアンという仕事をしている人は普段でも面白い人かと思ったら大間違いなんだそうである。どちらかというと仕事以外は、仏頂面で、あまり口も聞かない人が多いらしい。私も学生時代、喜劇役者として名声を受けていた人に世話になっていたが普段は恐ろしくて口も聞けないオーラを発していた。往年の喜劇の名優ほどその傾向は強い。北野武は、 “コメディアン・ビートたけし”として、日本中が認めるお笑い界の帝王であるとともに、世界が認める映画監督でもある。好き嫌いはともかくとして、すでに13本の長編を作って数々の賞を受賞し、日本よりも、どちらかというとヨーロッパの人々に支持を受けている。Kitanoブルーと呼ばれる、その作品の風合いも、コメディアンとしての孤独を彩った作風の表れなのかもしれない。14本目の新作「アキレスと亀」は、北野自身が売れない絵描きに扮し、その妻と生きていくという、芸術家としての幸せ、人としての幸せを描く。
「アキレスと亀」
売れない画家の夫と、彼を支え励ます妻の物語。
監督・脚本・編集・挿入画:北野武
出演:ビートたけし、樋口可南子、柳憂怜、麻生久美子、中尾彬、伊武雅刀、大杉漣、大森南朋
<12月6日より12月19日まで上映>

2 Comments »

  1. ごめんくださいませ。 おじゃまいたしますぅ。

    北野 武さん(ここでは、ビートたけしではなく)すごい人ですねぇ。
    いつも圧倒されてます。

    近いうちに、なんとか時間をやりくりし、観たいと思います。

    Comment by ブネーシャです — 2008年12月13日 @ 6:06 PM

  2. 「芸術とはなんぞや」という問いに、北野武自身の答えがこの映画に、あるような気がします。それにしても多才です。そして器用でもある。凄い人は、なんでもできる、なんでもやれる=なんでもやる典型的な人です。とても孤独に感じますが。

    Comment by dict — 2008年12月14日 @ 11:30 AM

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