落語
第七回シネマディクト寄席。普段の映画の入りもこうならなぁ-と、思うくらいの盛況で、これはこれで嬉しいかぎり。入船亭扇辰さんを迎えて”きりっと”した古典落語を三席。初っ端から「五人回し」には少し驚いたが、少しお客を(子供づれ)気にしすぎるきらいがあった、ここ最近のディクト寄席に正直少し不満だった館主としては扇辰さんの、いきなりの廓話に拍手喝さい。もちろんしっかりとした芸がなせる技なのだけれど、これも落語なのである。というか、落語の芯の一部が廓話やバレ話なのにそれをお客にきをつかって避けるのも”なんだかなぁー”と、”せっかくしっかりした芸を持ち合わせているのにもったいなー”と、いっそのことディクト寄席改め奈良屋寄席にして未成年お断りにでもしようかと考えたりしていた矢先だったので、ことのほか大人の落語を堪能した。その後も「片棒」「妾馬」と大いに満足した古典落語の夜。
落語 はコメントを受け付けていません