”さよなら”から始まるラブストーリー
追伸。冒頭になんですが、手紙のP.S.や追伸は、手紙の最後に、付け加える文章のこと。後から思いついて書き足されるものと、それだけでなく、文章の形を整えるために、本文に収まりきらなかったものをあえて書いているものも含める。手書きで、書き忘れたり、少し付け足したりしたいとき最初から書き直すのも面倒くさいので、よく使われる便利な言葉である。でもラブレターには、もう一つの効用がある。それは、言い出せなくて最後の最後に打ち明けるラスト・センテンス。はずかしいから最後に言って逃げるように走り書きする本当の気持ち。それが追伸。P.S ・・・。
刑事コロンボの質問や会話の最後に重要な会話があるように、それまでの話が枕でこれが一番肝心ということがあるように、追伸は、やっぱり重要案件なセンテンス。ましてや最愛の人に贈る最後の言葉としては、これ以上ない言葉だろう。P . S .アイラヴユー。てれくさくて、いえねーや。
「p.s.アイラヴユー」
アイルランド元首相の娘セシリア・アハーンによる同名ベストセラー小説を映画化。
最愛の夫夫を亡くし生きる望みを失っていた主人公が、死んだはずの夫から次々と届くラブレターによって、新しい人生を歩む希望を得る姿を描く
『プラダを着た悪魔』の製作陣と、『マディソン郡の橋』の脚本家が贈るこの秋一番のラブロマンス
監督:リチャード・ラグラヴェネーズ
主演:ヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラー、キャシー・ベイツ
10月18日より
シネマディクトでロードショー
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