ナベゲン
高校のときの恩師が演劇好きで、部活そっちのけで観劇させられた。今思えばとても感謝しているのだけれど、生の舞台というのは楽しい。映画館の親父があまり言ってはいかんけれど。演劇好きです。
渡辺源四郎商店は青森市に拠点を置く劇団。怪人!(ごめん)畑澤聖悟率いる演劇をこよなく愛する人たちが真剣に演劇に取り組んでいる。
その「ナベゲン」の新作が「あしたはどっちだ」。まえにやった「どんといけ」の続編なんだそうだ。罪とか死とか復讐とか許しとか、人間の業のすべてをぐちゃぐちゃにしてしまう深い闇を真正面にすえてラストの闇にもっていく。この闇がリアルに怖い。ナベゲンでは、いつも闇がある。つい最近皆が体験したあの闇が、つねにナベゲンの演劇にはある。普通、人間は闇を恐れる。例外はSEXと映画だけだといわれるけれど。ナベゲンの闇。怖いか楽しいかは観てみて感じて欲しい。次回は喜劇がいいな。
シネマディクトでは、微力ながらナベゲンを応援しています。
詳しくはhttp://www.nabegen.com/
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