追憶
毎週土曜の夜はRABラジオ「土曜ワラッター」の8時台のコーナー「映画大王」があるので、だいたい7時ごろ青森放送に行く。今日は、タテタカコさんがゲスト出演。交代で僕の出番。会社のお偉いさんでもあり、ディレクターでもあり、パーソナリティでもあり、負けず嫌いのオヤジでもある橋本康成さんとシネマディクトの上映作品の紹介の後かわりばんこに映画を出し合って四方山話を何も打ち合わせのないままアシスタントのマリちゃんを交えて三人で話す。今回は僕の番で映画は「追憶」。1973年に製作されてシドニー・ポラックの名作。というかロバート・レッドフォードとバーバラ・ストライザンドの不朽のラブ・ストーリー。なぜこれを選んだかというと、この前上映した「ノーウェアーボーイ」でジョン・レノンのことを話した時、どちらかというとポール・マッカートニーのほうが好きな僕は、そういう関係他にもあるよなー映画だったら同じポールでもポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの関係も似ているのかなー、橋本さんはたぶんポール・ニューマンの方だろうなー、僕はレッドフォードのほうが好きかなー、でもレッドフォードのこと語るには役者としてと監督としてとサンダンスのこととかもっと整理しないとダメだなー・・・って徒然に考えてたらコーナーで最後にかける映画音楽(これが難渋するのです)が決まらない。いろいろ考えて決まったのが「追憶」。そう”メーモリー♪”です。
「追憶」を見直したら今更、映画と音楽の融合と言うか映画音楽の大切さがとても大事だと言うことが分かる映画で、どっかのタイアップという名の目先の商売優先映画とはちがうのだよ君!ってくらいの作品。音楽を注目するとレッドフォードのことよりバーバラ・ストライザンドの方に目を向けなくてはこの映画の場合まずいんじゃないかと子供の頃はバーバラ・ストライザンドとライザ・ミネリが、どうしても好きになれなかったし、メーモリー♪なんてダサい歌の象徴みたいな扱いだったけれど、年取ったら、その素晴らしさが分かるようになったということなのさ。すみません長くて。