2007年10月2日

ダーバダ・ダバダバダ・ダバダバダ

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 3:40 PM

なんだば?(津軽弁で「いったいなに?」)と思うかも知れないが、フランス映画の名作クロード・ルルーシュ監督「男と女」の主題歌。フランシス・レイの代表曲でもある。この歌詞をつけて映画にも出演していたピエール・バルーのコンサートが青森であった。ピエールさんフランス人だからシャンソンを歌うものだと思っていたら、この方フランスにボサノヴァを紹介した人でもあり、シャンソンというよりボサノヴァの人だった。フランシス・レイとのコンビで作った「男と女」「ある愛の詩」なんか、あのけだるさはシャンソンじゃないよなー。青森在住の彫刻家・鈴木正治さん(青森の和菓子屋さん、おきな屋にある木のでかいオブジェとかを作る芸術家さんです白いひげのおじいさんです)との交友がえんで青森が大好きなピエールさん、娘さんといっしょに楽しげに新郷村のキリスト祭りの商工会議所夫人部音頭まで踊って歌ってハッピー!新郷村(旧戸来村)の キリストのお墓は青森にあることをヨーロッパにひろめているそうです・・凄い!
それにしても娘のマイラのカッコ良さはナンだろう、おかあさん日本人で仏・日両方ペラでフルート吹きながら、小野リサばりの素敵なヴォーカル!「ジャッキー吉川とブルーコメッツ」の井上大輔以来のフルート持ったスターだ!

2007年9月28日

朝日新聞 エディット・ピア

Filed under: 奈良屋通信 — Cinamedict @ 11:56 PM

フランスで最も愛された歌手、エディット・ピアフは子供時代、貧困の極みの中で、母親に捨てられ、娼婦たちと生活を共にした。
その後、大道芸人の父と一緒に旅回りの日々を過ごし、路上で歌を歌い糊口をしのぐ。
今風に言えば、ストリート・チルドレンでありストリート・ミュージシャンだった。
そこから、パリの名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレに見出されフランスを代表する歌姫エディット・ピアフになっていく。

喜び、悲しみ、人生のすべてを包み込むような愛の歌を歌ったエディット・ピアフ。
その歌の後ろ側には、他の人が経験もしなかった、さまざまな悲しみや苦しみが潜んでいた。

だからこそ誰かを愛し続け、傷つき、孤独にさいなまれ、ボロボロになりながらも歌い続けた歌姫。
「もしあんなふうにして生きてこなかったら、あたしはピアフにはなれなかったもの」というのが彼女の口ぐせだったという。
映画「エディット・ピアフ 愛の賛歌」は、そんな彼女の波乱万丈の生涯を描いた映画。彼女自ら作詞した珠玉のシャンソンの名曲が流れる。
才能を見出したイブ・モンタンに恋をして「バラ色の人生」が生まれ、激しい恋をしたボクシング世界チャンピオンのマルセル・セルダンが飛行機事故で亡くなった直後、自ら彼に捧げたのが「愛の賛歌」。
愛を求め、愛に傷つきながらも、愛を歌い続けた47年の人生だった。
彼女の葬儀でカトリック教会は日ごろの彼女の行状ゆえミサを許さなかったが、葬儀には死を悼むパリの人々が路上にあふれ、交通が麻痺し、パリ中の商店が弔意を表して喪に服し休業した。パリの交通がストップしたのは第二次大戦が終わった時以来だったという。
そして死後40年以上たった今でも色あせないピアフの歌を世界中が愛している。

TOO LIFE 愛の賛歌

Filed under: 奈良屋通信 — Cinamedict @ 11:19 PM

今年の初め僕は、「ぜひ見て欲しい作品がある」ということで、東京・銀座にある映画会社の一室でエディット・ピアフの生涯を描いたフランス映画「エディット・ピアフ 愛の賛歌」のまだ日本語訳もついていないフッテージ(映像の一部)を見た。
フランス語はわからないけれど、その熱く激しい愛の生涯の一部を切り取ったかのようなその作品に、僕は魅せられてしまった。
主人公エディット・ピアフは、貧困の中で育ち、幸せ薄き幼少時代ですら天性の歌声で生き抜き、「愛の賛歌」「バラ色の人生」「水に流して」など名曲の数々を歌いフランスを代表する歌姫になった。
その生涯も彼女の歌う歌と同じように波乱万丈。この映画のタイトルにもなっている「愛の賛歌」は、最愛の人、ボクシングの世界チャンピオン!マルセル・セルダンに捧げた愛の歌。
でも、その歌の発表の時、彼は飛行機事故でこの世を去ってしまう。愛を求め、愛に傷つき、それでも愛を歌い続けたピアフ。
歌が人生なのか、人生が歌なのか、激しい恋をし、その思いを歌にのせ自分の人生を生き抜いた47年の生涯だった。日本ではなんといっても、岩谷時子が意訳し越路吹雪が歌った「あなたの、燃える手で。私を抱きしめて。ただ二人だけで、生きていたいの♪」がやはり一番最初に頭に浮かぶ。
実際のピアフの「愛の賛歌」の歌詞は、もっと激しく「愛のためなら盗みでもなんでもする」といった盲目的な愛の歌だった。
「“歌”っていうのは、人の人生を変えるくらいの力を持っている。」先日なくなった作詞家、阿久悠がいった言葉。
ピアフにはピアフの、越路吹雪には越路吹雪の人生の「愛の賛歌」があったからこそ、死後何年たっても歌い継がれている。
歌に、その人の人生をのせて語りかけていたから、人は感動し涙した。いつの時代でも、本物には誰もかなわない。ましてや、愛の歌を歌うエディット・ピアフには。この映画を見ると、それがよくわかる。
世界中を魅了した伝説の歌姫エディット・ピアフの生涯を描く伝記ドラマ。歌手を目指す母アネッタの娘エディットは、祖母が経営する娼館で娼婦らに育てられる。
やがて母のように道で歌い始めたエディットは、名門キャバレーのオーナー、ルイ・ルプレに見出されるが……。

監督:オリヴィエ・ダアン
出演:マリオン・コティヤール
ジェラール・ドパルデュー

改編の時期

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 10:50 AM

10月が近づいてくると、人やTVやラジオや新聞などなど、いろいろな事や物が変わる。某放送局のHさん曰く、「卒業」とかいってお茶を濁すけれど、簡単に言えば”クビ”。そういう僕も東奥日報のTOO LIFEがデイジーとバトンタッチ(来月号までは僕です)、長年続いた朝日新聞のコラムも個人的には唐突に終了して、日々の締め切りシンドロームから開放された。ただ、どちらもお別れの言葉もなく普通にコラムを書いて終了したのは少し残念。でも、考えると映画はエンドレスに新しい作品が出てくるので、その方がいいのか。
「幕間小話」についてはいろいろと、ワイフや周りの人に助けてもらった。感謝。いろんなことを想定して予備に持っていた原稿はもったいないので近々ここに載せます。

2007年9月24日

青森県 少年の主張大会

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 8:51 AM

こんな商売していると、業界の代表という名目で、いろいろな仕事をあてられる。その中で長年やってきているのが青森県青少年健全育成審議会なる組織の審議委員。その親戚?の団体が青少年育成青森県民会議。それに呼ばれて出席。県内の中学生の代表8名がそれぞれの先生に付き添われて発表した。でも少年の主張なのに7人女の子。それぞれ子供たちは緊張していたけれど、一所懸命練習してきたんだなと思わせる熱弁を振るったが、あの独特な悪く言えば北朝鮮のTVとか戦前のラジオみたいなオーバーな高揚ある表現方法はどうだろうか。子供たちによりも、いまだにアンナ指導をする先生に問題があると思うのだが・・。しかも、だいぶもめたようだけれど、そういった表現方法の子が入賞したりする審査もどうなんだろうと思った。すべてがそうだとわ言わないが、青森・弘前よりも八戸の方がテクニックとか指導とかが進んでいると思わせた。

2007年9月22日

結婚記念日

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 1:20 PM

昨日は21回目の結婚記念日。朝トイレでスクリーンのカレンダーとにらめっこして給料日連休はさむから今日振込みしなきゃ駄目ジャンとか、なんと!9月29日が2日あったりするカレンダー。そうだ結婚記念日だ。もう、あれから21年もたったのかと思うとすごく年取った感がある(当日いろいろあったもんで)。金曜日は映画が入れ替わる楽日。いろいろ仕事があるし明日からの初日のプリントもつなげてなかったので朝早めに出て映写室にこもる。しかしなんという暑さなんだ。Tシャツ何度も替え汗だくで作業終了。今度は銀行やら郵便局やらあちこち歩き回って帰りしな近くのアクセサリー屋さんの「パドゥ」による。オヤジもおかあちゃんも留守。店長のおねーさんに「今どんなの流行ってんの?」「こうな感じなんか今人気ありますけれど%$#”&*・・・・」聞いてもわかんないので「これ!」でピアス1個購入。店長気が利いて”まけてもらう”どうもどうも。みなさん”パドゥ”はおしゃれで良い店ですよー。夜「あるスキャンダルの覚書」テスト。なんかジュディ・デンチ恐ろしくて心が暗くなる。ゾッとする感じというのは、お化けとか幽霊だけではないんだなーと実感。ブランシェットも凄いが、デンチすげー。旦那役のビル・ナイが良い味出しています。またまたファンになった。

2007年9月16日

リドリー・スコット

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 5:51 PM

といえば「ブレード・ランナー」「エイリアン」の監督
その彼が「グラディエーター」でコンビを組んだラッセル・クロウと再び映画を作ったのが「プロヴァンスの贈り物」なんとラブ・ロマンスである。
主人公が「グラディエーター」とおなじ名前というのもご愛嬌。
この後9月29日から公開する「エディット・ピアフ 愛の賛歌」でピアフを演じる
マリオン・コティアールがなんとも素敵で、「TAXI」の主人公の彼女の役と三者三様の変幻自在な演技で、早くもアカデミー賞持ち出すのも、少しだけだがわかる気がする(なんでもかんでもアカデミー賞最有力は、ちと賛同できないが)。さて、なんでリドリー・スコットが南仏でワインでロマンスなのか。
なんと原作のピーター・メイルとは30年前ロンドンで一緒に仕事していた中。そして二人とも南仏にシャトーを持っているそうで・・・自伝的というかロケハンいらないというか・・。
そんなことどうでもいいけど、実際ロマンティックで雰囲気も良いし、ワイン飲みたくなります。個人的には「プライドと偏見」の牧師役ででていたトム・ホランダーと、今注目されている(ゴシップも)オーストラリア出身のアビー・コーニッシュにも注目です。

2007年9月11日

不思議な映画

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 3:45 PM

あの青森隠れ名物”ソースマグロ”も体験している竹内結子が久々の主演作「サイドカーに犬」。なんとも不思議な映画なのである。最初、正直無理あるんじゃねーか的に見ていたんだけれど、知らず知らずに引き込まれ樹木希林(バーチャン最高!)が出てくる頃には、なぜか幸せな気分になって「あの頃」を思い出していた。監督は根岸吉太郎。最近では代表作が「雪に願うこと」になっているけれど、ぼくにとって代表作は「遠雷」なんだよね。つぼをつくというか昔ながらの映画をちゃんと作れる監督です。「アヒル」といい「イヌ」といいTVじゃ伝わらない、うちみたいな映画館が一番鑑賞にあっている作品だとおもいますです。

2007年9月10日

アヒルと鴨のコインロッカー

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 10:31 PM
にはブータン人の留学生という役が出てきます。聞く所によるとブータン人は日本人に似ているということです。それは言葉や建物、衣服など古来からのものが類似点が多いとのことです。脚本/監督の中村さんは脚本を書くのにあたって5人のブータン人にインタビューしたら3人に小学校の先生に似ていると言われたそうです。
そういえば、僕も春に、八甲田山に来ていたシェルパ族のテムジンさん(あのヒラリー卿と一緒だった、あのテムジンさん)の孫にあたる人と話をしましたが、まったくの日本人と同じ顔でした。・・・アッこっちはネパールだ。

2007年9月9日

真っ当物

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 8:07 PM

 台風通過中の夜「アヒルと鴨のコインロッカー」のテスト。怒涛の4本初日1週間前。早めにプリント送ってくれたザナドゥに感謝。なにはともあれ「風に吹かれて」かのボブ・デュランの名曲をそのまま使っているのです。ジャスラック?やらなんやらかたら権利というやぼったいけれどだいじな物のおかげで、どれくらいクリエイトの芽が摘まれているのだろうと思うのも本音ですが、この歌を使うのが凄く大変だったのに、それにこだわった映画としては認めます。本物です。映画はそんなところが凄く大事です。そう僕は思います。

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