2010年7月3日

ジメジメ東京

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 3:45 PM

梅雨時の東京。最悪なときにまた来てしまったもんだ的にムシムシで暑い。AA社のラインアップ発表があったのでとりあえず東京。せっかく来たのだから当然各社周り。恵比寿は現在KW社のみ。前は他にD社やT社が、あったがなくなってしまった。KW社は恵比寿駅から冬ならスキーでもできそうな(雪があれば)斜度の坂を上るくらい過酷な立地条件にある。ゼッテー夏来るのよそうと思っていたのにKW社。そしたら担当営業Mさんが地下鉄で来るのなら駅の反対側の出口から来るとなだらかな坂道ですと言うのでそうする。でも暑いのはかわらない。ジメジメ東京嫌いだぜ。と思いながら歩いているとSUGOIものを見つけた。冷やし中華のノボリ。”カルピス味”の冷やし中華!。ウォーすげー!味噌カレー牛乳ラーメンの聖地青森に住んでいる僕としては食わなければいかんのだが、ほんのちょっと前、六本木で史上最悪のメンチカツ丼を食べた後でさすがにお店に入れなかった。その店を後に坂を上っていったら、なんとカルピス本社!・・・そういうことなのか?

2010年6月16日

意地っ張り劇場

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 8:42 AM

というコーナーをRABラジオ「土曜ワラッター」でやっている。これがまた大変なのだ。なにせ音楽も紹介しなければいかんのでその準備が大変だ。もうすでに「網走番外地」「恨み節」「パイノパイノ日本」まで出しちゃったので、この頃は変化球。今回はグラムロックの名曲Tレックスの「20th センチェリー・ボーイ」を、いつもなら話した後に曲をかけるのだけれど今回は最初にかける。いまや誰でも知っているイントロ。でも、けして「二十世紀少年」のテーマソングではない。そういえば先週ディレクターのミナちゃんに音源頼むとき「まさか谷田さんが「二十世紀少年」じゃないですよね」って言われるくらい、いまや「20th センチェリー・ボーイ」はこの映画の歌だと思っている人が日本国民に多いのであれば、ちょいとまずいのではといった思いでこの歌を選んだわけで・・。映画「二十世紀少年」だけでなくテレビCMのBGMにも数多く使われ(シーブリーズ、TOYOTA、VAIO・・etc)テレビ番組にもいろいろ使われている。
1973年に日本の東芝EMIのスタジオで録音されたというこの名曲。なぜこれほどまでに今日本のメディアに使われたかというと、僕は1998年公開の「ベルベット・ゴールドマイン」が発端だと思っている。Tレックスの完コピなバンドが演奏する20th センチュリーボーイは映画好きないろいろなジャンルのクリエーターにとても影響を与え、今的に言うとインスパイアーされたと思うのだ。
この後公開された「リトル・ダンサー」の予告編も同じヘラルド配給だったせいか、あまり劇中では大きく扱われなかった20th センチェリー・ボーイが集中的に映画のテーマソングの如くなあつかいで流れていた(英米の予告はなんとロッキーのテーマなのに)。

2010年6月15日

ラブ・佐伯江梨子?

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 11:35 AM

庭のバラが満開を迎えようとしている。今年は肥料が良かったのか大輪の花が多い。パパ・メイアンもエヴリンも芳香をはなっている。そんな庭仕事の時のBGMは最近はlove psychedelico れっきとした日本人男女のデュオなんだけど、日本人らしからぬ所がいい。最初は佐伯江梨子さんが歌っているのだと思っていたけれど。

よろしくおねがいします

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 10:53 AM

って!いきなり就任のあいさつを頼まれても・・・・もう!
青森県生活衛生功労者表彰での懇親会。ホテル青森で生活衛生連合会の総会で知事やら衆議院の方々やら(全部代理ですけど)出席のフォーマルな式典の後の懇親会で、いくら酒の席でのあいさつといえども、そんなこと当日直前に頼むなんて”どうかしてるぜ!”な感じ。うだうだいってもしかたがないから、素直に壇上に上ってあいさつ。僕は時々スゲーわけもなく緊張するたちで、この時その緊張が襲ってきて、声が上ずり息が苦しくなってどうしようもなくなってしまう。それでも「只今ご紹介に預かりました興行組合の谷田です。興行組合というのは簡単に言うと映画館の組合です。私も青森市でシネマディクトという映画館を営んでおりまして、ご年配の方には奈良屋劇場と言ったほうが通りがよいかもしれませんが、私で三代目になります。もう55年以上もこの商売をしています。今、映画館は100年以上続いていたフィルムによる上映からデジタルでの上映へドラスティックに移行しようとしている変革期に遭遇しています。そのような時に組合の理事長に選任されるという事態に身の引き締まる思いです。不透明なこの時代に、どのように組合を維持していくか問題は山済みですが、他の組合の方々のサービス業という観点からのお知恵を拝借して、組合の向上発展に努めて行きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。」ってな感じのあいさつをした。それまでコロナの支配人と柏の専務とデジタルの話していて良かった。その後束縛から解き放たれたクンタキンテの如くオテントウサマがまだ明るい昼間酒、お開きになってもまだ表は明るいので、父からの付き合いのトンカツ屋「喜多八」によって、トンカツおみやで母に買って帰る。

2010年6月4日

ソラニン

Filed under: ノザック コラム,今日のダニー — Cinamedict @ 5:37 PM

いつの時代でも、ワクワク、ドキドキする体験をする年齢がある。「いくつになっても、ワクワク、ドキドキしているよ」と言うかもしれないが、若い時のワクワク、ドキドキは尊さが違う。映画「ソラニン」は夢と現実に葛藤しながら生きる若者たちをリアルに描く青春恋愛映画。主演は今や国民的女優となった宮崎あおい。彼女自らギターを弾いて歌うライブシーンが感動のクライマックスを盛り上げる。そして彼女の相手役は、日本映画界で一番注目されている若手俳優、高良健吾。若い二人が不確かな未来に揺れながらも、明日へと踏み出していくその姿は見ているものにも勇気と感動を与えてくれる。なにもしないで最初からあきらめていたのでは、何のために生きているのかわからなくなる。あきらめないで夢に向かって生きていく。その、ワクワク、ドキドキがうすれてきた時が、大人になったということだとしたら、なにか哀しいけれど。宮崎いいです。おすすめです。
「ソラニン」
浅野いにおの傑作コミックを映像化した青春恋愛ストーリー。「ソラニン」という名の詩をモチーフとした切ない恋物語を軸に、リアルな若者の心情をビビッドに描き出す。
出演:宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太
6月5日からシネマディクトにて公開

2010年6月2日

しまった

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 11:44 PM

毎月、月初めにメールマガジンを出しています。もう111号!そんなに書いたんだっとおもいながら、今回はめずらしく30日に書き上げた。でも、冒頭のコメントがまずかった。「さむいですねー」って6月になったら暑い!畑の米袋もお役ゴメン。たまにサクサク仕事片付けるとこんなことになる。もう!
今の畑はこんな感じ。

白酒

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 11:38 PM

ディクト寄席。今回は桃月庵白酒(とうげつあんはくしゅ)。そんなに有名じゃないけれど(じつは僕もプロデューサーの長谷川さんから紹介されるまで知らなかった)、実力はピカ一!最初にディクト寄席に来てもらったときは、とっても不安だったけれど、高座に上がって一声聞いただけで安心した。それから大ファンである。今回も長谷川さんに無理言って出演してもらった。僕が聞きたかったからである。春に東京に出張した時JALの機内放送の演芸で白酒の「代り目」を聞く。その日、配給会社のお歴々と酒宴をしてホテルに遅くに帰った後TV「落語者」でこれまた白酒の「代り目」を聞く。これがまた絶品で最後の落ちまでまでやっていた。聞きてーな白酒の「代り目」ディクト寄席で。そう思ってみても、演者にお題をたのむなんて、そんな野暮なことできるわけもなく(チーフ奥谷は頼めばーって言っていたけれど)その日のお客さんの雰囲気で「代り目」をやってくれればいいなーと願っていたら、落語の神様はちゃんと白酒さんに「代り目」をやらせてくれた。ぼくは「あっ『代り目』だ」っと、ちっちゃくガッツポーズして、落語を、とてもとても堪能したのでした。
打ち上げでは、だいぶ飲んでしまいました。

札幌

Filed under: 奈良屋通信 — Cinamedict @ 11:19 PM

全興連の全国大会が札幌であって、行ってくる。お昼過ぎの一番飛行機に乗って千歳から札幌へ電車乗って二時過ぎにつく。とりあえずランチ&せっかく札幌だからビール。その後地下鉄乗ってススキノの会場のホテルへ、ギリギリ会議に時間に間に合って、鹿児島の人のとなりに座る。初めての理事長としての全国大会。9年前に浅虫温泉でやった時は平会員でただの宴会要員だったので初会議出席。はぁそんなことするんだー的に参加。そしたらいっぱい議題がある中、会長表彰で名前が・・・・えっ!なんのこっちゃわからないうちに名前呼ばれる。そーなんだ。とりあえず違う人が代表で賞状をもらい、あとで事務局から筒に入った賞状をもらう。まわりの他県の人々におめでとうと言われきょうしゅくする。そなあと様々な議題をこなして、途中携帯もじゃんじゃんかかってきて、「ごめん今札幌」ってかんじで少しの休憩時間に電話して、又会議。その後懇親会。

うちではやらないけれど

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 11:18 PM

阪本順治監督と椎井友紀子プロデューサーが土曜ワラッターのゲストとして来青。青森映画祭の常連的ゲストのお二人。何度もお会いしているので、すでに知っている間柄なのだが、何度あっても緊張する。映画大王終了後、椎井さんから、お土産をいただく。いつももらってばかりなので、ちょうどアウガの地下の市場にある太田商店から買ってきていた「焼き干」を手土産に持参して打ち上げのお店に。「座頭市」「勝新」話に花が咲いて遅くまで飲んでしまう。
玉木屋の佃煮をいただきました。さすが名プロデューサー僕なんかにも気を使っていただき恐縮です。いつも渋谷の東横のれん街でタラコの佃煮買ってます。

2010年5月13日

映画館のブログだったことを忘れていたような

Filed under: 奈良屋通信 — Cinamedict @ 1:47 PM

シネマディクトは映画館です。だから上映作品の話をたまには。
今、上映中の「海角七号/君想う、国境の南」は台湾で大ヒットした映画です。台湾では、この映画の上を行くのは「タイタニック」だけというほどのヒット作。しかも超親日的な映画なのです。大陸(中国本土)では、大幅にカットされてあまり話題にもならなかったようですが、そんなことはとにかく。日本が日清戦争後、清朝から割譲され統治した時代から現代における日本と台湾のお互いの”叶わぬ願い”を描いた映画です。時は現代、ロックスターの夢破れた若者が台北から故郷の台南に帰ってきます。なにもしないでぶらぶらしている若者を見かねて、街の顔役のおじさんが無理やり郵便配達をさせるところから物語は進んでいきます。ひょんなことからバンド活動もしなくてはいけなくなったり、日本人女性といがみ合ったり、それが恋に・・。配達されなかった60年前の手紙に出会って、今はない「海角七号」という住所を探し当てて、届かなかった思いを届けることはできるのでしょうか・・・・。
この映画は台湾でも、公開して、すぐ大ヒットしたのではなく、見た人が、もう一度見たい、恋人と、今度は家族で、じいちゃんばあちゃんと一緒にと口コミで評判になってじわじわとヒットした作品です。劇中に歌われる「野ばら」は日本統治時代の唱歌で、年配の人はみんな知っている愛唱歌なんだそうです。この映画を通じて僕も台湾の過去現在を知り、世界中で一番(特にアジアの中では唯一)親日ともいえる台湾。終戦後、引き揚げの苦難の中で台湾の人々の恩恵や、国と国ではなく、いろいろな壁を乗り越えて日本がもっと台湾を知るところからはじめなければと思う映画でもありました。
ちなみにヒロインの田中千恵はメーキャップ・アーティストのトニー田中の娘さんだそうです。5月21日までの上映です。

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