2010年12月4日

こんんちは新幹線

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 11:47 PM

今日は朝から新幹線新幹線。そりゃそうだ38年間ハンツケにされ続け、東京のものには「まだ通ってなかったの・・」っていわれ、それでもケナゲニ「おもてなし」などと言いつづけやっとやってきたんだから、騒がないでいられるものか。ミッキーマウスも嵐の中パレードして日ごろのご愛顧によりいっそ拍車をかけないとね。とにかくめでたい。そうしておこう親父の代からの悲願。でもやっとスタンダードになっただけのこと。すべてはこれからだ。

さよなら乗り継ぎ新幹線

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 11:35 PM

組合の活動と言うのは、いろいろなものがあって、地域的な区分でも違う会合がある。青森であれば全国・東日本・東北といった区分だが、今回は東北6県の理事長の会合。場所は仙台・秋保温泉。組合の理事長になるという予想外の展開もそうだが、まさか最後の最後に八戸から乗り継ぎの新幹線に乗るとは考えもつかなかった。
朝、青森駅へ。とりあえず朝ご飯で天ぷらそば。なんだかこの日は朝ご飯はホームでそばと決めていた。だって多分もう食べることもないのだろうと思ったから。

どこよりも長いホーム(個人的にはそう思っている)。ここで大学入学のとき寝台車で東京に向かったときを思い出す。飛行機と違って駅の別れはつらい。あの頃は家族のほかに友達も見送りに来てくれて、なんかさみしくて、帰って来ちゃいけない雰囲気で電車の赤いランプが目にしみた。

そんな旅ももう終わる。新幹線でびゅーんだ。

2010年11月23日

東京の風景

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 5:31 PM

組合の理事会で東京。少し時間があったので東銀座へ久しぶりに行く。歌舞伎座の真向かいのビルにUIPという映画会社があった場所。十数年ここに通っていた。そのUIPが解散してから東銀座には行かなくなってしまったが、歌舞伎座もなくなり、近くにあったヘラルドは会社そのものが無くなってしまって、合併した角川映画も来年には角川書店になってしまうという。時の流れが少しだけセンチメンタルに感じた東京。
ただの工事現場になってしまった歌舞伎座
心配するなかれA君。君の愛する「歌舞伎そば」は裏露地で営業してたよ。メニューも同じだ。

2010年11月21日

無駄に凄いのは無駄じゃない

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 10:17 PM

 

「REDLINE」は正直言うと、担当のSさんに会うまでは、じぇんじぇんやる気が起こらなかった。でもSさんの意気込みと作品をちゃんと(ごめん)見たら、「こいつは凄い」とおもったわけで・・・。7年の製作期間と10万枚の作画を投じて"CGでは生み出せない手描きアニメーションの生み出す誤差と歪み"にこだわり抜いた作品。シネマディクトでやった「PARTY7」「茶の味」の石井克人が原作・脚本。同作でもアニメーションでコラボした小池健が監督。そしてFMVのCMで長年出演しているキムタクにこの映画の主人公の声をダメモトで交渉したら”イッスヨー”ってかるーくOKもらって、蒼井優(アニメだけどオッパイ出しちゃいました)、浅野忠信といった豪華声優人になった次第。
そんなことはさておき、最後のアニメと言われるにふさわしい渾身の出来です。CGなんていらない!手書きでいい!それで7年10万枚!アジがあるというのか心通っています。

あの夏の子供たち

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 3:34 PM

本作の監督ミア・ハンセン=ラヴは、1981年生まれのまだうら若き女性。はじめは女優としてデビューしたが、その後映画批評などをした後映画監督となってこの作品が二作目。尊敬する映画プロデューサー、アンベール・バルサンの自殺という経験を基に人生の光と影を繊細に描き、第 62回カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員特別賞に輝いた。また、日々映画製作に追われるスタッフの仕事ぶり(映画監督なんて、けっこう人でなしでないと勤まらないのかなーと思わされる)など、映画作りの舞台裏を 見ることができるのも興味深いし、やっぱりよほどの覚悟がないと、この世界はいられないし、いったん入り込んでしまうと抜けられない。仕事人間なのに家族も大事にして、唐突的に自殺した主人公。残された家族。、けして明るい話ではないけれど、パリの光あふれる映像と、ドリス・デイが歌う「ケ・セラ・セラ」(この歌も名曲だけれどヒッチコックの「知りすぎた男」の曲なんだよね。)この歌がエンディングに流れる。なんともいえない余韻が残る映画です。いいうたですね。http://www.youtube.com/watch?v=aImZEjetK5w

2010年11月14日

鬼のいぬまに・・・とおもったら

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 12:22 AM

毎度おなじみ「土曜ワラッター」意地っ張り劇場。今回は、橋本さんイベントで泉谷さんの御つきでスタジオ留守。で、マリチャンと二人で「映画大王」のち「意地っ張り劇場」。ちょうどいいやと「東映魔女っ子シリーズ」。「魔法使いサリー」「秘密のアッコちゃん」「魔法のマコちゃん」の三本。
サリーちゃんはマハリクマハリタヤンバラヤンヤンヤン。原作のまんがでは「魔法使いサニー」だったのにソニーの使用許可がおりなかったので「サリー」になったとか。TVでは白黒の放送でしたが映画版はオールカラー!「キャプテンウルトラ」(小林念侍が宇宙人で出ていました)と同時上映。
「アッコちゃん」は赤塚不二男原作。主題歌は作詞:井上ひさし、作曲:小林亜星
あのテクマクマヤコンのコンパクトは子供たちのグッズの元祖。ちなみにラミパスラミパスルルルルルのラミパスはコンパクトの名前スーパーミラーの逆さ言葉なんだそうです。
そして「魔法のマコちゃん」アンデルセンの人魚姫がベース。主題歌はアニソンの女王、アニソン四天王!堀江美都子。!
どの曲も名作です。男の子もみんな歌えます。

2010年11月13日

なんでだろ ソウルパワー

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 10:47 PM

34年もの間お蔵入りしていたという膨大な記録映像から、世界最強の音楽フェ スティバルのステージと舞台裏を捉えた、ソウルパワーみなぎる迫真のドキュメンタリー。
まだアフリカもアメリカも輝きを失っていない1970年代。1974年にアフリカのザイールの首都キンシャサで行われたアリとジョージ・フォアマンの伝説的試合の前に開催された音楽イベント「ブラック・ウッドストック」を追った記録映画。”ソウルの帝王”ジェームス・ブラウン、”ブルースの神様”B.B.キング、”サルサの女王”セリア・クルースとファニア・オールスターズ、”南アフリカの闘士”ママ・アフリカの名前でも知られている歌を通じてアパルトヘイト反対を訴えていたミリアム・マケバ、”フュージョン界のスーパーグループ”ザ・クルセイダーズ、ザ・スピナーズとか、ビル・ウィザース、ビッグ・ブラック、他…
なんといってもJB!ジェームス・ブラウンである。その存在感。その装い。すごい!まるで罰ゲームみたいなパッツンパッツンのつなぎ様なステージ衣装。なんじゃありゃ!的な格好なのに、いざマイクスタンドの前に立って、”ウキャ!”っと叫んで歌いだすと、スゲーかっこいい。”かっこいい”ってなんだろう。なんでJBはかっこいいんだ?スティービー・ワンダー(衣装も影響受けたのか)もマイケル・ジャクソンもプリンスもみんなジェームス・ブラウンが好きだった。あこがれたんだ。。そう思わせる34年前の「ザイール’74」。場所はザイールの首都キンシャサ。カシアス・クレイからモハメド・アリになったアリとドン・キングも若いし胡散臭い。「ブラック・パワー」「ブラック・イズ・ビューティフル」と叫んでいたあの頃の黒人の、いやアフリカとアメリカが輝いていた頃の記録。
いまではザイールもコンゴになり、アフリカは映画でいえば「ホテル・ルワンダ」「ダーウィンの悪夢」に代表されるように、幸せな映画が見つからない。現実もソマリア、ダルフール、タンザニア・・・。この映画が撮られた頃、この地域で中国が発言権を強く持つなど誰が考えられただろう。そんなことまで考えさせられた。

2010年11月7日

カケラ 

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 11:15 AM

映画の宣伝上、どうしても安藤ももこ監督について、まず言うのは奥田瑛二の娘というのと、妹は「愛のむきだし」の安藤さくらだということを最初のキャッチ的に言うのだけれど、別にこの二つの要素を言わなくても十分すぎるくらい”ちゃんとした”女の子という生き物の映画になっている。イマハヤリな言葉で言うと「ガーリー」な、年配の方々に伝わるように言うと「女の子っぽい」映画。僕みたいに、だいぶ歳いっちゃっている男が見ると”かえってドキっとする”映画だし、主演の満島ひかりが”すげー!そこまでやるんだー”演技で監督力をみせつける。相手役の中村映里子も、とてもとても素敵だ。同性愛をあつかっているといっても友達以上恋人未満+同性愛なのだから、僕らの世代のころから少女漫画では当たり前の世界。女の子の視点で描く映画は男が見てもおもしろいのです。居酒屋でのシーンなんかは、まわりのわんさかいるおやじの一人みたいな気持ちになって、ほんとにいずらかったもの。
勝手な妄想だと、もし緒方拳さんが生きていたら、やっぱり出演してくれたのだろうなー、もし出演していたらどんな役なのかなー、津川さんのところかなー、それとも、かたせさんのところかなー。おやじの妄想は続く。

2010年11月6日

劇場のマナー

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 11:36 AM

毎週金曜日と土曜日は映画館にとって仕事の内容が、ちょいと違う。それは楽日と初日があるのだ。楽日とは千秋楽のこと。昔の芝居小屋でのかけている演目が終わる日のことだが終わると言うのは縁起が悪いと言うのでこの言葉になった。初日はそのまま映画の始まる日。この二日間は映画館にとっては、ポスターの張替えや、フィルムの架け替え、予告編の編集など、忙しい。とくにフィルムの架け替えで終わった映画は1本につなげたフィルムを6缶ぐらいに分割して送り返す。反対に初日を迎えるフィルムは映画会社の倉庫や前に使っていた劇場か送られてくる。フィルムには上映するそれぞれの劇場の映写機に合わせて数々の仕掛けをする。その信号にフィルムに銀紙を貼る。それが位置、大きさがまちまちなので、上映終わって1本からフィルム缶に分けて入れる”バラシ”のとき、ちゃんとクリーニングするのは常識というか当たり前のマナーなのである。それをしないと上映中に映写機が止まったり、違う映像がいきなり映ったり、休憩になって幕がしまり照明が明るくなったりする。だから必ず初日前にテスト上映しないととんでもないことになる。しかし!それでもトラブルはおこってしまう。とりあえず上映終わって夜中に犯人を捜す。大体は変態的にフィルムのパフ(はじっこ)に米粒大の銀紙がいる。とりあえず僕の場合、夜の映写室で「バガヤロウ!」って叫んでそれをハガス。今日も「小さな命~」でそれはみつかった。でも、それは三週間上映してからのバラシのとき!よくもまあこんなに小さく切ってフィルムにはっつけたものだと思うくらいの憎たらしい銀紙。どこぞのシネコンで貼られたものだろうが、最近またまたそんなクリーニングされていない、どんでもフィルム缶に突っ込んだフィルムが多い。そりゃぁ12スクリーンとかあって、20本以上上映して、毎週金・土のバラシと編集も大変だろうけれど、それは理由にならない。ちゃんとしろぃ!フィルムは預かりものの宝物なんだぞ。

2010年10月31日

意地っ張り劇場 4

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 10:27 AM

毎週土曜日夜六時5分から十一時半までの生放送ラジオ「土曜ワラッター」のカラーブロック!映画大王・意地っ張り劇場。今回は青森放送が主催している「ジブリ・レイアウト展」にちなんで”宮崎駿”がテーマ。でも、そこは意地っ張りなのでジブリ作品を紹介するわけがない。宮崎アニメの原点!「東映まんが祭り」を取り上げました。まずは宮崎駿が高校生の時!この映画を観た経験がアニメ界に入るきっかけの一つとなった日本最古の長編アニメーション「白蛇伝」(1958)のBGMでスタート。その後入社した東映動画で、手塚治虫が原案・構成した「わんわん忠臣蔵」(1969) で宮崎は 動画を担当。「長靴をはいた猫」( 1969)では原画を担当しています。「長靴~」の主人公ペロは40年たった今でも東映のマスコット・キャラクター。その他に「太陽の王子 ホルスの大冒険」「アリババと40匹の盗賊」などなどたくさん宮崎さんの仕事はありますが、今回は個人的に好きな「長靴をはいた猫」とマーチ流行の橋本さんにサービスで「わんわん忠臣蔵」の主題歌を選択。今回は、めずらしく橋本大王おきにめしたらしく「わんわんマーチ」のとき対抗して、急遽「どんだんずマーチ」ちょっとだけ聞かせたりして喜んでました。でも水戸(華之介)さんには、『水戸さんいなかったとき「グリース」とか「オーバー・ザ・トップ」とか、この男はやるんだぜ!』って、やっぱりねにもってるのね。それじゃー次回はもっとベタなもの探してこなくては。

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