2011年12月13日

人生にギターが必要な人にも必要でない人にも

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 8:01 PM

「ゲット・ラウド」<12/10~12/23>

U2のジ・エッジ、元レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、元ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトという3世代を代表するロックギタリスト。その3人がギターを手に取り、極上のセッションを迎える。ギターファン必見のロック・ドキュメンタリー。
 それぞれのギターのルーツを旅して光と影にせまる監督は「不都合な真実」のデイヴィス・グッゲンハイム
ジ・エッジはアイリッシュの、ジミー・ペイジはジェントルマンの、そしてジャック・ホワイトはやっぱりヤンキーの血が流れていてそれがギターになっていってるんだなー。
僕としてはやっぱりレッド・ツェッペリンの「天国への階段」でダブルネックを弾くジミー・ペイジがかっこよかった。

 

 

2011年12月4日

なぜか革ジャン

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 10:00 PM

フランス映画「この愛のために撃て」
平凡な男の"愛のための奔走" が、全ての人の胸をゆさぶるフレンチ・サスペンス・アクション!
監督:フレッド・カヴァイエ
主演:ジル・ルルーシュ、エレナ・アナヤ
 <12/3~12/16>PG12
   
上映時間85分(素晴らしい!)のスピーディで無駄のないサスペンス。昔”愛とは後悔しないことって”映画がありましたが、この映画は”愛とは、あきらめないこと”って感じですかね。すごくおもったのはパリの刑事はみんな革ジャン着ているってこと。なぜ?

2011年11月25日

好きなもの 

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 9:16 PM

寺田虎彦ならば「イチゴ、コーヒー、花、美人、懐手にして宇宙見物」なのだが僕の場合「落語、緑茶、花、美人、夜中に明日の映画見物」となる。その落語。立川談志が亡くなった。僕の落語好きは父の影響大なのだが、とりわけ父は談志が好きで東京に仕事で行っている時も寄席で談志が出ている時はよく行っていたらしい。よっぱらってスーツで高座に出てきて「今日は酔っ払っているからまともな噺は出来ねー。でも明日は『芝浜』やるから」って次の日も寄席いって談志の「芝浜」を聞いた話を何度聞かせられたことやら。僕も大学時代よく寄席には通って談志が出ている寄席にも行ったことがある。お目にかかった談志はスーツ姿・・これはもしや・・・と思ったら始まったのがスタンダップで危ない韓国人の「代書屋」。それもなかなか聞けないものだったが少しだけ「芝浜」が聞きたかった。
僕は志ん朝の方が好きで、その志ん朝が死んで、小さんが死んで、もういいや談志もおかしなことばっかりしているし・・・そんなことで少し落語から離れたことがあった時、東京で仕事中時間が空いて末広に久々に行ってみたら「小さん祭り」なる柳家の落語会をやっていた。偶然そこでみて印象に残っていたのが喬太郎だった。「俺って柳家なんだ」そんなフレーズが記憶にこびりつく、新しい噺家も悪くない。そう思っていた矢先、劇場でいつも秋田から映画を見に来てくれているお客さんから「社長、ここで落語やらない」って声かけられる。聞けば柳家喬太郎をここでやりたい。喬太郎ってあの時の・・「いいよ」即答。そして今のディクト寄席がある。
談志が死んでもちろん寂しいのに決まっているけれど、今の僕には喬太郎がいる三三がいる、白鳥だって、白酒だって、千辰だって市馬だって遊雀だってそして志らくだっている。  涙が出てきた

 

2011年10月13日

あのダグがねー

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 3:49 PM

ダグといってもピンと来ない人も多いと思うけれどジョージ・クルーニーといえば「ER」のダグ・ロスなのだ。その後、ドリーム・ワークスの記念すべき第一回作品「ピース・メーカー」(ERの監督だったミミ・レダーが監督だった)、「パーフェクト・ストーム」「オーシャンズ11」などなど、ハリウッドを代表するアニキ俳優となった。ただにやけているプレイボーイ・アクターではなくて、「グッドナイト&グッドラック」「シリアナ」「フィクサー」などの社会派作品の製作も関わったりする、心底役者でもある。そりゃそうだパパはニック・クルーニー。映画評論家であり、TVキャスター。叔母さんは有名なジャズ・シンガーローズマリー・クルーニーと、芸能一家なのだ。そんなジョージの最新作は、今までにないジョージ・クルーニー。彼のイメージとしては車のCMでもおなじみの少し首を振りながらしかめっ面しながら”にっ”って微笑むダンディなスター。でも、今回は寡黙でストイックな殺し屋の役。古くは「ある殺し屋」の雷蔵、「サムライ」のアラン・ドロン、もしくはゴルゴ13なのだ。
監督はU2、デビッド・ボウイ、ビョークらを撮り続けてきた世界的なフォトグラファーであり、彼らのPVディレクターでもあったオランダ出身のアントン・コービン。アメリカ人俳優が主演するアメリカ映画でありながら、コービン監督によって描かれる世界は、趣豊かなヨーロッパ映画みたいだ。

秋なのですが

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 1:10 PM

天高く馬肥ゆる秋。なので山にでも行きたいなー、リンゴもぎに行きたいなー(津軽ではリンゴを収穫することもモグという)今だったらスターキングとかデリシャスが美味しんだよねー。でも、すぐグズグズのやわやわになってしまうので、モイデすぐ食べるのが一番なんだよねー。フジとかオウリンとかも美味しいけれどモギタテノ!スターキングとかゴールデン・デリシャスの蜜いっぱい入っているのが食いたいなー。っと思っていたのに、今日は出かけられない。洗濯機が来るからだ。この前ワイフが「どうも洗濯機の調子がおかしい」って新しいのを買った。今はなき(?なくなる!パナソニックに吸収されたらしい)サンヨーの洗濯機。そんな理由で叩き売り半額以下。こっちはそんなことどうでもいいので即決。だって、ちょっと前に家電芸人がオススメしていたやつだもの。これでいいやと買って今日取り付けに来るのだと。チェ!そんなわけで朝から庭の菜園の片付け。今年もたくさん採れました。この後、ネギと白菜と大根とニンジンを植える。

うちのリンゴはフジなのでまだ収穫前です

2011年10月10日

あの時代には戻ってはいけないのだ

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 10:34 PM

浅田次郎の同名小説を原作に、太平洋戦争終戦末期、マッカーサーの財宝を巡る極秘作戦に関わった4人の帝国陸軍将校たちと20名の少女たちの運命が描かれる。監督は『三本木農業高校、馬術部』の佐々部清、主演は『武士の家計簿』の堺雅人。
浅田氏自身が映像化を熱望し「初めて自由に書いていいと言われ、書き上げて世に出したとき、ようやく小説家になれた気がした」という、浅田文学の原点が映画化。

 

99歳の真髄

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 10:30 PM

新藤兼人監督は巨匠・溝口健二監督に師事してシナリオライターとして活躍、マキノ 正博、松田定次、木下恵介、成瀬巳喜男、吉村公三郎、三隅研次、川嶋雄三、増村保造、野村芳太郎、市川 崑、深作欣二など、キラ星の如く日本映画界の監督と仕事をしていると言ってもいいくらいの大シネリオライターである。監督としても「午後の遺言状」「裸の島」など妻・音羽信子と共に日本のインディペンデントの先駆けとして日本映画を引っ張ってきた正真正銘の映画監督。
ヨワイ98歳で製作された「一枚のハガキ」は、もちろん脚本・監督作品である。32歳で召集された新藤監督の実体験をもとに、選択権なしに戦争へと駆り出された庶民と、残された家族の悲しみを真正面からとらえた戦争の愚かさと反戦をうたった力強いヒューマンドラマ。
日本映画製作者連盟によって選ばれる米アカデミー賞外国語映画賞部門への出品作品。今年は22作品の中から、邦画界現役監督最高齢となる99歳の新藤兼人監督作品『一枚のハガキ』が日本代表作品に決定した。

2011年10月1日

落語 某兄弟会

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 10:32 AM

めずらしく楽日・初日がない金曜日、青森市で有名兄弟落語家の兄弟会が駅前の文化ホールで行われたので見に行った。立派な会館の二階に行ってスーツ着たスタッフがイッパイいてけっこう前の席に着く。そして前座からはじまった。幕が上がって、まず思ったことは「遠い」。演者から客席までの距離が遠いのだ。うちの落語会のお客さんが良く言う「近い」というのが良くわかった。
そして、落語。正直に言うと弟はどうでもいいが、アニキには古典をやって欲しかった。うちの落語会の相談役の師匠から「けっこう頑張って勉強しているよ」って聞いていたので楽しみにしてたのにがっかり。逃げたのか抜いたのかわからないけれど。それより、携帯切ってないババアがいて携帯鳴らすは、あろうことかその場で話し出すし・・・。一緒にいるこっちがはずかしい。こんなのがまだいる。いや、増えているのかもしれない。申し訳ないのとはずかしいのとで批評できねーじゃねーか。でも笑点の落語家と同じでTVでの話しすれば喜ぶ客。悲しい。だから、ちゃんとした落語会を苦しいけれどやっていかなくてはと思った。

2011年9月30日

渡辺源四郎商店

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 9:37 AM

青森市を拠点に活動する劇団、渡辺源四郎商店(なべげん)
なべげんリーディング青森公演
『俺の屍を越えていけ』が9月27日に行われた。リーディングとは、演劇だけど演技じゃない。リーディングだけど朗読ではない。出演者も6人。リニューアルされたアトリエ・グリーン・パークも前よりすっきりしてよろしい。いつものように最前列に座って観劇。内容は某地方のTV局が舞台。会社再建のためにやって来た社長の命を受けリストラを話し合う6人の密室劇。リーディングとはいえ、皆白熱の演技。畑澤店主は自身の原点というべき作品。工藤由香子(急遽代演なのにさすが看板役者といえる)との叫びの共演。心の中をさらけ出す、演劇ならではの見るほうの魂も震わせるような叫び(なかなかできるものではないセリフととのアンサンブルの妙)。千夏さんはお母さんのオーラが乗り移ったような堂々たる演技。(初めて役者としての彼女を拝見したのだがナベゲンの皆とはやはり違う雰囲気。余裕というか安定感というか場数というのか、さすがである)そして、田守、良平、晴佳(個人的には彼女の津軽弁の演技大好きです)の若手の三人もナベゲンの顔になってきた。
リーディングとはいえ、どこか毎週行っている放送局の毎週一緒にラジオであーだこーだ言っているHさんを彷彿させるキャスティング。後で飲み会があって一緒に見ていた某局のSさんたちと「そうだよねHさん、そっくりだよね口調も」ってな話しながら歓談。店主がやっと来たのでそのこと聞いたらあっさり「そうです」って。そうだよね長寿番組のシナリオ書き続けてるもの詳しいわけだ。そんなところも楽しめた夜。

 

2011年9月29日

ワールドワイドな映画館なもので。

Filed under: 今日のダニー — Cinamedict @ 6:04 PM

「バビロンの陽光」はアカデミー賞外国語映画賞イラク代表作品。と、いうよりフセイン政権崩壊後イラクには映画館がなく、また2003年以降わずかに3本しか映画が製作されていない中の1本。フセイン政権が崩壊して3週間後のイラク。12歳のクルド人少年アーメッドは 祖母と2人、遙か900キロ離れたナシリアを目指して旅に出る。  バクダット出身のモハメド・アルダラジー監督は故郷の現状を世界に発信したいという強い想いを胸に、数々の危機を乗り越えて全編イラクでの撮影を実現。

イラクのおばあさんの話の次は、世界陸上でも大活躍のアフリカ・ケニヤのお話。
「おじいさんと草原の小学校」
2003年、ケニア。自分も一度は教育を受けてみたい-。そんな情熱から84歳で小学校に入学した実在の人物キマニ・マルゲ氏をモデルにした映画。学ぶことの尊さ、戦争の悲しさむなしさ。ある意味悪役でもある英国人が監督、製作にかかわっていることが英国の奥深さを思わせる。

 

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