2016年3月5日
2011年9月30日
四十数年の感動
最近は、体のことを考えてなるべく歩くことにしている。この前の夜も観劇のため堤埠頭まで小一時間ほど歩く。と言っても途中なじみの焼き鳥屋「やまがみ」で一杯(と、思っていたら二杯ほど)。カウンターに座っておやじさんに何年やっているのかきいたら「62年」!すげー。うちの劇場より古いんだ。考えたら小さい頃は父と堤の宵宮のときには必ず寄ったお店。大人になってからはワイフといつも行く店。そして思ったら感動。四十何年も来ていて、初めて一人できた。なんだかそう考えたら感動した。変わらぬ味を守り続けている大好きなお店です。
2011年9月29日
ケンチとワラシ出てる映画いづがらだ
劇場で、こんな電話が来た。「うさぎドロップ」は9月の24日からです」って答えたらガッチャと電話きられた。津軽ではケンイチもケイイチもケンチ、ケンボと言われるので、すぐわかったが、なかなかディープな会話ではある。そして用事が済んだら、”ガッチャどきる”のも津軽的だと思う。
そんなことより映画の話
累計発行部数60万部を突破した宇仁田ゆみの人気漫画を、SABU監督が松山ケンイチ主演で実写映画化。亡き祖父の隠し子である6歳の少女りんを引き取り、不器用ながらも 必死に育てようと奔走する姿を描く。
監督: SABU
出演: 松山ケンイチ, 香里奈, 芦田愛菜
大ヒットTVドラマに、似てないかと思う人もいるかもしれないが、企画が立ち上がったのは3年前、原作はもっと前。監督は「ポストマンブルース」「MONDAY」「蟹工船」など”おとこ!”な映画のSUBU。子育ては犠牲じゃない!一人じゃできない!をテーマにちょっと早めにイクメンをマツケンが演じる。今年もう6本以上映画に出まっくっているけれど、この映画が一番素に近いかも。SUBU監督の元、チッチャクテ可愛いマナちゃん抱いて走ってます。
2011年7月3日
タレント以上、映画スター未満
現代の映画スターといえば誰なんだろう?映画スターというのは、読んで字の如く映画に出ている役者の中の人気者スターのことをいう。高倉健や石原裕次郎といったところがこれにあたる。裕次郎いまはなく、健さんもスクリーンで見なくなって久しい。ならば、今の映画スターは?なかなか誰もが納得する映画スターが見つからない。宝塚や韓流じゃなくて、あくまでも日本映画スター。映画出演を主にしている役者はたくさんいるのだけれど、誰もが納得するという条件は結構難しい。TVに出ている人々を最近は役者とはいわずにタレントという。そんなタレント以上映画スター候補の役者。たとえば妻夫木聡、松山ケンイチ、松田龍平、瑛太、高良健吾。このシネマディクトでは、おなじみの役者たちが本当の映画スターになるために、この世にこれほどの非常な人間がいたのかと思わせるプロデューサーと、天才という言葉かすむような監督の作品に巡り合うことを切に望みたい。
2011年6月26日
2011年6月12日
桃色淑女
青森市に拠点を置く劇団「なべ源」の今回の出し物は、歌って踊ってのミュージカル?仕立て「桃色淑女」。田中耕一さんと畑澤聖悟店主とのデュエットには驚いた。いつもながら三上君は肉雄に似ている。今回もイラツク演技はグッド。晴佳ちゃんのグッドラックは素敵だった。そして三上陽永。なかなかな若者。こんな青年が青森出身で東京で活躍しているとは。映画に早く出なさい!。
そして工藤千夏ドラマターグ。演劇には、いろいろな表現方法があるのだなーと、感心したが、個人的には、わかりにくかった。願わくは”死”の匂いのしない演劇が見たい。店主が天才的な人なのだから、それを使わない方はない。バカが好きだ。昔から、映画でも演劇でも。
2011年6月4日
第20回記念@ffあおもり映画祭 6月30日(木) シネマディクトで「黒蜥蜴」(1962年製作 京マチ子主演)上映
「シネマディクトは昔、奈良屋劇場だった」シリーズです。美輪(丸山)明宏版ではありません。歌って踊っての京マチ子版です。
黒蜥蜴(62)
大映 1962年 102分 カラー ※劇化作品
監督:井上梅次 出演:京マチ子、大木実、叶順子、川口浩
怪奇ロマンの名手江戸川乱歩の小説を三島由紀夫が劇化、新藤兼人が脚色し、昨年惜しくも亡くなられた井上梅次が監督。歌あり踊りありのミュージカル仕立ての探偵ドラマで、全身から妖艶なオーラを放つ女盗賊役の京マチ子の怪演、全編に漂うカルトな雰囲気は、見る者の心に鮮烈な印象を残す。
6時開場、6時半上映 シネマディクトにて 義援金付き前売券発売中!1,000円(当日1,500円)